【なつめ】に10の質問
名前は「イツキ」。
漢字では「樹」と書くようだよ。
趣味は読書、と言うと皆「真面目だね」などと呆れた顔をするのだが…
私は別に真面目になりたくて本を読んでいるわけではないよ。
本にはね、色々な知識や世界が詰まっているだろう?
私の知らない世界が、そこにあるんだ。
それを読み解いて、自分の糧にすること、これのどこがおかしいのだろうね。
さて…いくつだろうね。
私たち人形には年齢というものはないように思うのだけど…
確か設定としては、葵くんよりは年上らしいね。
なつめはどうにも彼に夢中らしいが、…気に入らないね。
大体なつめは男だぞ、男が男を好きなるだなんて…非常識にも程がある!
やはりあいつは私の傍に置くべきだった、いつかきちんと言い聞かせてやらなければ…
葵くん自体は悪い人ではないようだし、
あの年頃の子としては珍しく礼儀もわきまえているし、嫌いではないのだけど…
彼はなつめをどう思っているのだろう…
変わった子だから、気持ち悪く思っていなければいいのだが…
「私」だよ。 「わたくし」じゃなくて、「わたし」。
大体みんな「くん」付けで呼んでいるよ。
なつめと、すももに関しては家族だから呼び捨てだね。
あぁ、さくらちゃんだけは「ちゃん」付けだね。
一度「くん」付けで呼んだら「男の子じゃないもん!」って怒られてしまったよ。
いやぁしかし、うちのすももも大きくなったらあの子みたいになるのかな。
笑顔の可愛らしい、元気なお嬢さんだよね。
ああいう、砂糖菓子みたいにふんわりとした愛らしい娘に成長してほしいものだな…
まぁ、今でも充分かわいいけどね(*^ ^*)
…人を天秤にかける行為は好きではない、不愉快だ。
(俄かに表情を曇らせ、目を伏せる。)
私を犯罪者にし立てあげたいのかい?(^ ^)
そうだね、なつめだったらずっと傍に置いておきたいね。
本人は嫌がるだろうけど、唯一の兄弟だからね…
彼が間違った道を進まないためにも、私がしっかり教育させなければ…
すもも?
あの子は私の娘だよ、いくら可愛くてもそれはないよ…
きっと大きくなったら妻のように美しい娘になるんだろうなぁ…
そしていつかはお嫁にいっ……っ(想像して声を詰まらせる。)
ああしまった、冒頭で答えてしまったよ…
こういう類の質問は最初の質問と被っているのではないかい?
「物」に関して言えば、何故か今でも「うさぎ」のぬいぐるみに心惹かれてしまうね。
長い耳、つぶらな瞳、ふわふわとした抱き心地…
(どこか遠くを見るような目つきで、うさぎのぬいぐるみを抱きしめる。)
あまりそういう事を書くとなつめに弄られそうだから止めておくよ(笑)
こんな所まで読んで下さって、ありがとうございます。
初登場時が変態みたいな表現(笑)だったから、何か変な風に感じるかもしれないけれど…
どうもね、なつめやすももを前にするとひょうきん者を演じずにはいられないんだ。
その点で言うと、きいちくんとは何か通じるものがある気がする。
彼もふざけた言動が多いけれど、一人でいる時は驚くほど真面目な顔で読み物をしていることが多いんだ。
…彼もまた、何かを無くしてしまっているのだろうか…
さて、あまり設定のようなことを書くと怒られるからね。
この辺りにしておくよ。
これからアルバムで語られていくと思うよ。
と言っても…
こんな回りくどい喋り方の私だから、あまり出番はないかもしれないけど(笑)
それでも、こんな私の文章を読んでくれてありがとう。
何とか…期待に応えて…みたいねぇ…ふふふ
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