実を言うと服は着ていない
ただの端切れしか羽織ってない
波縫いさえろくにできなかったしね
初めて作った服。
何てぇこったい、センスがねぇぇっっ！
もも姐さんとツーショット
これもまた当時、四苦八苦して作った服
ほんと、もう、何をやっても裏目に出る……
椿「うっわ、これ何？！」
（ 同人誌はそんなに持ってないよ ）
椿「そういう問題じゃねーだろ」
とっても美人だった椿
数日で終わった歌舞伎？メイク
数日で終わった乙女？メイク。
首との色の差が怖かった
３回目のメイクはほぼ手抜き
あまりのすっぴんぶりに髪も抜ける
弄ばれる彼
うんざりしている模様
妙ちくりんな服ができた
椿
「思ったんだけどね、姐さん」
もも
「どしたん？」
椿
「このはだけ具合って、良くない？」
もも
「なん？」
椿「例えばこういう風にエロテッィクに――とか」
椿「で、濡れた唇をこうして――」
もも「近い、近いて！」
椿
「ね、ね？良くない？僕、今すっごい輝いてるでしょ？」
もも
「う、うん……そやけど……あんた一様男の子やん」
椿
「ふっ……男だろうと…色気ぐらい出さなくちゃね、
生きていけねぇよ姐さん」
もも
「うーん……（男娼みたいや……とか言ったら、怒るんやろなぁ……）」