ミスミ
「今日はこれで遊んでみましょう！」
すもも
「♪」
バート
「ばぁ？？」
（そいつは一体何だい、兄ぃ？？）的なことを言っている。
ミスミ
「これはオーナーが、日本製のは送料が高くつくだとか
そんなお間抜けな発想からわざわざ、
LUTS社で購入してしまった割りにちゃちぃ
……KID DELF用のドールスタンドですよ。
第一、韓国製品を買わなくても日本製のほうが安心・安全？なのに、
わざわざ韓国の会社から買わなくてもいいじゃな――」
バート
「説明なげぇよ！」
ミスミ
「まあ…とにかく遊んでみましょうよ、バート君！」
バート
「ば、ばふぉぉ……」
（それ人形用なんだから、人形が遊んだらいいじゃねぇか）
ミスミ
「も〜ノリが悪いなぁ〜」
ミスミ
「こんな感じに、ぶら〜ん♪」
すもも
「♪♪」
バート
「何かソレ使い方違くね？！」
ミスミ
「要は知力と活力、そして勇気ですよ！バート君！」
バート
「……ばばばふぉぉぉ〜〜」
（いやいやいやいや……んなこと言っても、オレじゃ無理っすよ！）
ミスミ
「問答無用！えい！」
すもも
「♪」
バート
「ひぇぇぇぇぇ〜」
（何かこの子、性格おそろしいよ！
一体どこで何をどう育てまちが――あいた！
あいたた！へ、ヘヘヘルプ！ヘ〜ルプ！ミーをヘルプ！！）
ど・じゃ〜ん！
ミスミ
「素敵ですよ！バート君！」
すもも
「♪♪♪」
ミスミ
「これはきっと、カカシ道を極めたカカシ仙人にも匹敵するほどの
英知とパワーを兼ね備えた、もう立派なカカシですよ！
……尊敬します！」
バート
「つまるところカカシじゃねぇか！」
ミスミ
「惚れ直しました……バート君ｖ」
ちゅっｖ
バート
「うほっｖ」
（これはこれでいいかもしんない〜ｖ）
すもも
「す〜も！す〜もちゅ〜〜！！」
バート
「わ〜お、オレ様モテモテｖ」
すもも
「ちゅ〜♪」
ミスミ
「……バート君、大丈夫ですか？」
バート
「……ぐふぅ……っ」
（ぐ、うぬぅ……な、何てパワーだ……、
や、やつは超サ○ヤ人なのか？？）
