35「カルシウムバランスは大切に」


きいち

きいちはお菓子を手に入れた!

きいち
「やったね〜〜♪」

優しい彼は手に入れたお菓子をみんなのところへ…


※すでに袋が空いているのは気のせいだ(笑)




/ミスミ/ きいち

きいち
「ほい。」

葵「え……」
ミスミ「え……」


「ありがとう……!」
(なんて…なんて優しい子なんだろう……)

ミスミ
「どうも…」
(何で椿さんたちより先に貰えるんだろうか???
なにか…なにか裏があるような……気がする。)

葵「おいしいね……!」
ミスミ「はい…」
(わ…この人きらきらしてる……!)

ばり ばり

葵「お菓子は好き?」
ミスミ「え、ええ……」
葵「おいしいよね……」

ばり ごり

葵「も、もうひとつ…」
ミスミ「あ、僕も……」

もちゃ… ぬちゃ…


「?」

ミスミ
(お腹いっぱいだ……)

もちゃ もちゃ

ぬっちゃ もっちゃ

葵「あ……」

その時、ようやく葵は気づいた。

きいちがまだひとくちしか食べていないことに……。




「どうして、噛んで食べないの?」

きいち
「はにゃ?」

きいち
「ちゃんと噛んだじょー」


「でも…ずっと口の中にあるよね……?」

きいち
「……うん、ある……けど……?」


(……この子、もしかして顎が……!?)
大変だ!歯医者さんに行こう!
そんなことをしていたら顎がますます弱くなってしまうよ〜〜!!!」

きいち
(え?スナック菓子って口の中で溶かすものじゃないの?)


「どうしたの、きいちくん?
はやくお医者さんに診てもらおう、
そして毎日顎をトレーニングしなくちゃ!!」

きいち
(え?えええ?)








後日。
きいちは無理矢理に歯医者に連れて行かれ、虫歯などおびただしいほどの症状を診断された。
彼は自分の顎と歯の弱さに悲鳴をあげたとかあげなかった…とか。

きいち「しくしくしく……」


「あらら…でもきいちくんも悪いんだよ。
柔らかいものばかりじゃなくてちゃんと硬いものも食べて、
そして食べた後の歯磨きは鉄則じゃないか!
歯はものすごーく大切なものなんだから、大事にしなくちゃ――」

ミスミ
「あーぁ…」

きいち
(ちくしょー新入りのくせにうるさい……
小舅かってんだ!!あいたたた……
ひ〜ん、つばきぃ〜ボスケテ〜〜〜〜〜〜)



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教育パパ登場(笑)
葵くんはどうやら面倒見が良すぎるようです。

ちなみに。
スナック菓子を噛まずに食べるのは私です(笑)
たまに噛みますが…歯に挟まるのが嫌で嫌で……つい舐めて、溶かして、……ごっくんと。
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撮影日:09/4/13