【８、２人のクリスマス、は？　】


<クリスマス前夜>

さくら　/　椿

さくら
「ねぇ、明日ってクリスマスだよね？」

椿
「ん？……そうなのか……？」

さくら
「じゃあ明日にはプレゼントがもられるんだね！」

椿
（去年のクリスマス、
何も祝ってくれなかったような思い出が……）

事実です（汗

さくら
「うはぁ〜楽しみだよぉ！今夜は眠れないね！ね！」
椿
「おいおい、あんまり期待すると――……」
さくら
「ん？何？」
椿
「いや……うん、楽しみ、だな……」

嬉しそうな妹に水を差したくないお兄ちゃん。





<翌朝>

さくら
「うぅ〜ん、よく寝たぁ〜〜！」

椿
「ん？何だこれ」

さくら
「サンタさん……ってことは、プレゼント？！」

椿
（そんな馬鹿な）

さくら
「やったぁ！
いい子にしてたから恵んでくれたんだぁっ！」

さくら
「♪ 何かな〜、何かな〜 ♪」

椿
（……何も入ってなかったら、どうフォローしよう）
↑マジメに悩む兄。

さくら
「！！」

椿
「？！」

さくら
「ぷ、プレゼント……ｖ」

さくら
「チョコレートだぁ……っ！」

さくら
「お兄ちゃん、チョコだよ！チョコがいっぱい！」

椿
「……ほんとだ……（袋詰めのチョコ……）」

さくら
「食べきれないよぉ〜っ！」

さくら
「初めて、サンタさんにプレゼントもらえた〜♪」

椿
（はじめての、プレゼント……か……）

さくら
「一緒に食べようね、お兄ちゃんｖ」

椿
「う、うん……そうだね――」

さくら
「サンタさんありがとう！
今年も良い年が越せるよぉ〜」

椿
「……ええと、感謝してます……はい……」

さくら
「来年もプレゼントよろしくねぇ〜♪」

余談

←
去年のクリスマス（2005年）、
Dollmoreさんでお買い物をした際に頂いたおまけ。
韓国のお店はこういうおまけがついてきて、
嬉しいやら恥ずかしいやら…楽しいですねぇ〜ｖ

実は去年ツリーは出したもの、椿にプレゼントを〜という考えはなかったのです。
でもこうして、人形と過ごした時間が長くなると愛情が湧いて、
何かしてやりたいなぁ〜とほのぼの思うようになってきたわけです。
（でもあのチョコ、本当はプレゼント用のつもりで買ったんじゃ……）
ともあれ、少しはそれらしく祝えた……かな？

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