24、「『俺』の居場所 A」



椿/ミスミ/きいち/ すもも/さくら/

きいち
「あれ?蹴られてる?もしかして蹴られてる?」

椿
もっと強く蹴ってやろうか?
今の状況が理解できるくらいにな――」

 椿
「この阿呆!すももに手をあげるたぁ――
どういうことだ!おい!

椿
「大体お前は言葉より先に手が出るだろ?!
いつもいつもそんなだからな――」

きいち
「……おい」

椿
バカなんだよ!」

――ぷちっ
(何かがきいちの中で切れた)

きいち
はぁ?俺はバカじゃねぇよ!
――頭腐ってんじゃね?

椿
は!
その台詞そっくりそのまま返してやるよ!

きいち
「へぇ〜そこまで言う?言っちゃうんだ?
じゃあ――勝負するか?
俺と、おまえのどっちがバカじゃないかさ
…………ま、
俺は元からバカじゃないけどさ楽勝ダネww

椿
「は?バカどうするって??
何をやったってバカなんだから無駄なことはやめとけ
……体力の無駄だぞ?」

きいち「バカじゃねえよ!」
椿「バカにバカと言うのは当然だろ?」
きいち「バカって言ったほうがバカなんだよ!」
椿 V.S きいち

ミスミ
(す、すさまじい……)

↑ 一部始終を見ていたギャラリー

さくら
「お、おにおにおに……
おにいちゃんが、おにいちゃんが、
おにいちゃんが

(↑あまりのことに動揺中)

がたがたがた――

ミスミ
「さ、さくらちゃん……?」

さくら
「うわぁぁぁぁ〜ん!
お兄ちゃんがホ●になっちゃったよぉ!
お、怖れていたことがぁ〜〜〜っ」

ミスミ
えええええええ?!
どんな頭してるのこの子ぉ?!」

すもも
「ねむいのぉ!!

どすーんっ

ミスミ
噂のKYキタ―――!?

※ KY → 空気読めない

吹き出しをうまく使えないチャレンジャーのくせに、ま、まだ続く……という…

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☆★☆さくらの(独断と偏見による)ホ●の定義☆★☆
『男同士の喧嘩! → 喧嘩するほど仲が良いv → 男の友情!! → ホ● !!!?』

********************

きいちは本性を見せるとき、自分を「俺」と呼んでいるらしい。
無意識の時もあるし、周囲を牽制する意思もあったりする……らしい。
器用なんだか不器用なんだか……
ってか、この回……ハイテンションだね……汗

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